
燃え盛る大松明と鉦の音が街を包むがんがら火祭り
公開: 2026年8月9日
大阪府池田市で毎年8月24日に開催される「がんがら火祭り」を見に行ってきました。
がんがら火祭りとは?その起源
がんがら火祭りは1644年、多田屋・板屋・中村屋・丸屋という4人の人物が五月山の山上で火を灯したことがきっかけとされています。その灯りを見た人々の間で「池田に愛宕(火の神)が飛来した」と評判になり、参詣者が次々と押し寄せたことが祭りの始まりと伝えられています。正式名称は「愛宕火」ですが、道中に打ち鳴らされる鉦(かね)の「がんがん」という音から、いつしか「がんがら火祭り」と呼ばれるようになったそうです。

山上の愛宕神社からスタートする神事
祭りはまず、池田市の五月山にある愛宕神社での儀式から始まります。

神事のあと、秀望台へと火が移され、ここからがんがら火祭りが本格的にスタートします。

秀望台では、送り火のように「大一文字」「大文字」の文字が灯される準備も並行して進められ、山全体が火の舞台に変わっていく様子は一見の価値があります。

街中を練り歩く大松明の迫力
愛宕神社から分けられた火は、山麓で大松明へと移され、そこから八丁鉦を打ち鳴らしながら市内を練り歩きます。

大松明の先導を務めるのは子ども松明で、世代を超えて祭りが受け継がれていることを感じさせてくれます。

大松明は長さ約4mにも及びますが、燃え進むにつれて徐々に短くなっていきます。2本1組になって練り歩き、市役所前などいくつかの地点で4本を合わせて燃やす場面もあり、火の粉を盛大に散らしながら燃え上がる瞬間は、迫力と美しさが同居する祭り最大の見どころです。

なお、大松明が通ったあとに落ちている燃え殻を持ち帰ると「火難厄除け」「家内安全」のご利益があると言われており、地元の方々にとっても特別な意味を持つ祭りであることがうかがえます。

池田市へのアクセス
池田市は大阪の中心地・梅田から電車でおよそ20分という好立地にあります。梅田や神戸方面へのアクセスも良く、大阪国際空港(伊丹空港)にも近いため、交通の要衝としても知られるエリアです。祭り目当てでなくても訪れやすい距離感なのは嬉しいポイントです。

夏の大阪の一夜、ぜひ一度足を運んでみてください。


