三重県志摩市大王町波切に伝わる年中行事で、昭和46年(1971年)に三重県無形文化財に指定されています。 起源は地域に伝わる神話に基づきます。波切の沖にある韋夜ヶ島(現在の大王島)に、一つ目片足の巨人「ダンダラボウシ」が住みついて嵐を起こし村を荒らしていました。村人たちは波切の神・韋夜権現の助けを借り、巨大なわらじやイワシ網・巨大なかごなどを用いて、村には自分より大きな存在がいると思い込ませてダンダラボウシを退散させたと伝えられています。 祭日の3日前に漁師たちが長さ約2.3m・幅約1.5m・重さ約100kgの大わらじを編み、神社拝殿に安置します。当日は大王島への参拝・祝詞・祓い清めに続いて巫女の舞と稚児による舞が奉納されます。稚児がわらじの鼻緒の綱を持ち山側から海側へと曳く神事の後、大わらじは若者に担がれて須場の浜まで運ばれ、祝い唄「えれわか」とともに海へ流されて海上安全と大漁が祈願されます。
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