秋田県潟上市天王地区の東湖八坂神社に伝わる祭事で、1986年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。起源は平安時代後期とされ、「八岐の大蛇退治」の故事と八郎潟周辺の農漁民に伝わる水神信仰が習合した祭礼です。祭事は輪番制の「統人」によって執り行われ、足掛け3年・満2年にわたる役割を担います。前半は「新統人」として祭事を直接取り仕切り、後半は「古統人」として後見役を務めます。7月8日の「新統お竹受け」に始まり、味噌煮・もやし蒔き・箸削り・お竹迎えなどを経て翌年7月7日の本祭を迎えます。本祭の圧巻は、御神牛に乗ったスサノオノミコト役が練り歩く「牛乗り」と、船上で深紅の衣をまとったヤマタノオロチ役による「くも舞」が同時進行し、神話世界を再現する場面です。
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