約300年前から大漁と海上安全を祈る氏子の心が形となったと伝わります。起源には諸説あり、神前に供え物を山と積んだ姿をかたどったもの、帆を上げた漁船をかたどったもの、神前への奉納を表す言葉がなまって「たてもん」と呼ばれるようになったものなどが挙げられます。当初は各町内が提灯を台上に吊して担ぎ回る程度でしたが、明治期に25張、大正初期に50張と数を重ね、現在の形に至りました。 「たてもん」は高さ約16mの大柱に90余りの提灯を三角形に吊り下げた船型の万燈で、そり台に立てた総重量約5トンの山車を若衆が曳き回します。7基が諏訪神社境内で行う回転奉納では、無数の提灯が夜空を照らし、若衆の掛け声が海上に響きます。国の重要無形民俗文化財に指定され、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
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