愛知県岡崎市の瀧山寺に伝わる祭りで、鎌倉時代から800年以上の歴史を持ちます。源頼朝の祈願に起源を持つとされ、室町末期に一度廃絶しましたが、三代将軍徳川家光が境内に東照宮を建立した際に幕府の行事として復活。明治初期に再び中断されたのち、1888年に再興されて現在に至ります。 旧暦正月元旦から七日間、天下泰平・五穀豊穣を祈る修正会が本堂で営まれ、その結願の日の夕刻に祭りが催されます。松明を運ぶ行列から始まり、国重要文化財の本堂に30本を超える巨大な松明を持ち込んで、半鐘・ほら貝・太鼓を打ち鳴らす中、鬼が乱舞します。 登場する鬼は邪鬼を祓う鬼神で、運慶作と伝わる祖父面・祖母面・孫面の三面が現存します。父面・母面は、かつて斎戒沐浴を行わずに面をつけた二人の旅僧が面を外せぬまま息絶えたという伝説があり、その二人を薬師堂前に鬼塚として葬ったため現存しません。
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