貞観元年(859年)建立と伝えられる忠海開発八幡神社の境内に祀られる八坂神社の祭礼で、江戸時代後期から続く伝統行事です。広島県の無形民俗文化財に指定されています。最大の見どころは独自の「みこし回し」で、「座り担ぎ」「立てり担ぎ」「とっちゃげ」「堅廻し」など多彩な技で600kgの神輿を操ります。その動きは素戔嗚尊に退治された八岐大蛇のたうつ様を模しており、尊の凱旋の喜びを表したものと伝えられています。祭りを主導するのは「こっさん(輿守)」と呼ばれるその年に二十歳を迎えた若者たちで、寄付集めから当日の采配まで一切を担います。はっぴの背に猿のぬいぐるみを飾り、みこし回しの後に見物人へ投げ配ります。この猿を手にした人は一年間無病息災で過ごせるとされており、成人儀式としての側面も持ちます。
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