福岡県糸島市の熊野神社で行われる祭礼で、少なくとも300年以上の伝統を持つ冬の風物詩です。熊野神社は「怡土郡七ヶ寺」のひとつ「小倉山小蔵寺」の伝承地であり、境内には室町時代の十一面観音菩薩立像など貴重な文化財も残る由緒ある神社です。 深夜0時から始まり、白糸の滝下流の川付川において、年男が水温5度以下という厳寒の川に浸かり「御国米」と称する米を研ぐことから神事が始まります。その間、締め込み姿の男たちが腰まで川に浸かり「オイサッ、オイサッ」の掛け声とともに互いに水を掛け合って禊ぎを行います。寒風の中での勇壮な姿は見る者を圧倒します。 研がれた奉納米は境内の露天窯で炊き上げられ、高く盛り付けて祭神に供えられます。後日その傾き具合などによって翌年の五穀豊穣と無病息災・一年の豊凶を占います。
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