約400年の歴史を持つ祭りで、県の無形民俗文化財に指定されています。永禄年中(1558〜70年)の記録に「折立牛頭天王八王子田楽祭」とあることから、本来は田楽の芸能であったとみられています。祭りの名称「参候(さんぞろ)」は、登場する神々が禰宜との問答の冒頭に「さんそうろう(参候)某は○○にて候」と名乗り登場した理由を述べることに由来します。 午後に神輿が観音堂から津島神社へ渡御した後、夜に湯釜を据えた神社前庭で神事が執り行われます。まず不動が剣と縄を持って拝殿から現れ、釜を三巡して禰宜と問答し、五方の舞と湯の奉献を行います。続いて蛭子・毘沙門天・大黒天・弁財天がそれぞれ異なる持ち物で同様の所作を行い、三人の禰宜による「太平楽」、布袋・寿老神・福禄寿の登場、駒・殿面・獅子などの田楽系演目へと続きます。祝福の来訪神芸と七福神舞が田楽系演目に加わった形態は、芸能変遷の過程を示す貴重な資料とされています。
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