滋賀県の日吉大社の例祭で、「山王さん」の名で親しまれています。3月第一日曜から4月15日まで約1か月半にわたって多様な神事が執り行われます。中心となるのは4月12日から15日の神事です。12日の「午の神事」では、奥宮に上げられた神輿を松明の火だけを頼りに急坂から担ぎ下ろし、東本宮へと遷します。東本宮の大山咋神と鴨玉依姫神の結婚を再現する儀式とも伝わります。13日の「花渡り式」では甲冑姿の幼児たちが出産を迎える神への祝いの花を供える行列が行われます。同夜の「宵宮落とし」では神輿4基を激しく揺さぶり、御子神誕生を表すとされる瞬間に一斉に地面へ落とします。14日の例祭では天台座主が参拝し、般若心経の読経が奉納される神仏習合の名残を伝える神事が行われます。その後の神輿渡御では7基の神輿が琵琶湖上へと進み、粟津御供が奉納されます。15日の「酉の神事」をもって全日程が締めくくられます。
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