国の重要無形民俗文化財に指定されており、700年余りの歴史を持つ小正月行事です。京都御所で行われていた正月の火祭「左義長」の吉書焼きの遺風を移したものとされ、鎌倉初期に二階堂氏が六郷の地頭となった際に鎌倉幕府の吉書初めの行事をもたらしたのが始まりといわれています。 5日間にわたる行事は、初日の蔵開き・天筆書初めから竹うち・天筆焼きまで一連の催しで構成されます。鳥追い小屋と呼ばれる雪室には鎌倉大明神が祀られ、子どもたちが訪ね合って鳥追い歌を唄います。最終日夜には旧羽州街道を境に南北に分かれた男衆が数千本の青竹を打ち合う「竹うち」が行われ、北軍が勝てば豊作、南軍が勝てば米の値が上がるといわれています。その後、正月飾りや神符を集めた松鳰に点火し、各家庭の願いを記した天筆を焼いて無病息災・家内安全を祈願して締めくくります。
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