福井市本堂町の高雄神社に伝わる秋季例大祭の神事です。『越前国名蹟考』(文化12年・1815年)に記述があることから、近世後期には既に行われていたと考えられています。 伝承では、怪物に生贄を捧げていた村を猿田彦大神の子孫の武士が救ったとされており、行列の先頭に立つハナオッサマ(猿田彦大神)とその妻・オシッサマ(天鈿女命)の二神がこの故事を体現しています。 神事は、宵の宮に祀られた二神が約800メートル離れた待手の宮へお渡りする行列を中心に構成されます。子どもたちが「サイヨリミヨリ…」と生贄伝説にまつわる歌を唄いながら綱を引いて進み、最後に獅子が待手の宮へ駆け込んで一夜を過ごした後、翌日同じ経路で帰還して神事を終えます。 なお、オシッサマを冠ることができるのは代々神社を守護してきた守護職4家の当主に限られ、独特の格式が継承されています。
掲載情報は参考情報です。開催日程・内容は変更・中止となる場合がありますので、お出かけ前に必ず主催者・観光協会等の公式情報をご確認ください。