春日大社の摂社・若宮の祭礼で、1136年(保延2年)に始まり、900年近く途絶えることなく続いています。長承年間(1132〜1135)の大雨・洪水・飢饉・疫病を受け、白河上皇や関白藤原忠通らが若宮に御加護を願い、1135年に現在地へ御殿を造営。翌年、春日野に御神霊を迎えて祭礼を奉仕したのが起源です。五穀豊穣と万民安楽を祈り大和一国を挙げて執り行われ、御渡り式と神事芸能は国の重要無形民俗文化財に指定されています。 7月から各種祭礼が始まり、12月15日から18日にかけて中心神事が執り行われます。若宮神を御旅所の御仮殿へ遷す「遷幸の儀」は17日深夜0時に行われ、参道の灯りをすべて消した中、参列者全員が「ヲーヲー」と警蹕の声を発しながら進む厳粛な儀式です。御旅所では風流行列のほか、田楽・舞楽・猿楽などの神事芸能が奉納され、1日にわたり芸能が捧げられます。
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