太宰府天満宮の鬼すべ堂で執り行われる除災招福の火祭りで、福岡県の無形民俗文化財に指定されています。 起源は寛和2年(986年)、菅原道真公の曽孫にあたる大宰大弐・菅原輔正が始めたと伝わります。もとは安楽寺薬師堂の修正会であり、神仏分離後も鬼すべ堂で継承されてきました。 元日から神職が斎戒沐浴し、7日間の祓の行事を経た満願の夜に神事が行われます。氏子は「燻手(すべて)」「鬼警固」「鬼係」の役に分かれて境内へ入り、神職から受け取った忌火を生松葉・藁の山に移して大団扇で煽ると炎が立ち上がります。「鬼じゃ、鬼じゃ」の掛け声のもと、壁の内外で攻防が展開されます。荒縄で括られた鬼が堂内に入ると煙と灰燼が送り込まれ、鬼は内部を7回半暴れ回った後、神職が豆を投げ杖で打って追い払い、神事が締めくくられます。一年間の災難消除・開運招福が祈願される神事です。
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