野辺地町の総鎮守・野辺地八幡宮の例祭に行われる山車行事です。 起源は江戸時代に遡り、南部藩有数の商港として北前船が盛んに出入りしていた野辺地湊に、上方から物資とともに文化や習慣が移入されました。京都祇園祭の流れを汲む囃子や山車もその一つで、山車の運行は明治時代から始まったとされています。 最大の特徴は、海路で伝わった下北地方の固定型「船山車」と、陸路で伝わった南部地方の毎年作り替える「風流山車」の二種類が共存している点で、海と陸の交流拠点であった野辺地ならではの構成です。山車の一階では着飾った稚児が祇園囃子を奏で、二階には歌舞伎や古事を題材とした人形山車が飾られます。 4日間にわたる祭りは、長さ11m・重さ400貫の大しめ縄を八幡宮に奉納する「しめあげ」で幕を開け、山車の合同運行、「海上渡御」と続き、神楽・手踊りなどの芸能も披露されます。
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