男鹿半島のほぼ全域で大晦日の晩に行われる来訪神の民俗行事です。真山・本山に鎮座する神々の使者と信じられており、豊作・豊漁・無病息災をもたらす一方、怠け者や悪事を戒める存在として古くから伝承されてきました。 「ナマハゲ」の語源は「火斑(ナモミ)を剥ぐ」が訛ったものとされています。炉端にかじりついていると手足にできる火型をナモミといい、それを剥ぎ取って怠け者を戒めるという意味があります。 起源伝説としては、漢の武帝が連れてきた五匹の鬼が村を荒らし回ったため、村人が「一晩で五社堂まで千段の石段を積めれば娘を差し出す」と約束し、999段まで積み上げたところで鶏の鳴き真似で夜明けを告げて鬼を追い払ったという話が伝わっています。 大晦日には集落の青年たちがナマハゲに扮し、「泣く子はいねがー」「怠け者はいねがー」と叫びながら家々を巡ります。迎える家では料理や酒を用意して丁重にもてなすのが古くからの作法です。
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