米原市無形民俗文化財に指定されており、筑摩神社の春の例祭です。「伊勢物語」に「近江なる都久摩の祭り」と詠まれており、平安時代から広く知られていたことがうかがえます。 由来については諸説ありますが、筑摩神社の祭神が食物の神であること、また平安時代にこの地に宮中の食物を管掌する筑摩御厨が置かれていたことから、収穫物や魚介類を神前に供えるとともに、近江鍋と呼ばれた特産の土鍋を贖物としたことが原初の姿とする説が有力とされています。神社に伝わる記録には、鍋冠りを務める少女に不貞があれば鍋が落ちて明らかになるとも記されており、貞操を重んじる行事とする説も古くから伝わります。 祭礼では数え年八つの少女八人が緑の狩衣・緋の袴をまとい、張子の鍋と釜を頭に乗せて約200名の行列とともに渡御し、本殿へ参進します。
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