鳥取県東部の山間地域に広く見られる祭礼で、竹ひごに五色の色紙を巻きつけてつくった造花を竹籠に挿した「花籠」を神社に奉納する行事です。花籠は稲穂が豊かに実った姿を表すとされ、豊作への祈りや感謝を込めた奉納物と考えられています。 花籠を背負う、または担ぐ役目を担う若者は「花男」と呼ばれ、化粧まわしを締めた姿で奉納にあたります。この役目には一定の条件があり、地域にとって特別な意味を持つ役割として位置づけられてきました。奉納後には、花籠に挿された造花を抜いて輪にし、持ち帰って自宅の屋根に投げ上げる風習があり、これにより火災や疫病を避けるとされています。輪番による頭屋制度のもとで行われ、古くからの形式が今も残されている祭礼です。
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