『古事記』に記される国譲り神話に由来する神事です。大国主命が国譲りの意向を確認するため、美保関で釣りをしていた事代主命を諸手船で迎えに行ったという故事を再現します。古くは八百穂の祭りとして陰暦11月中の午の日に行われていたと伝わります。 宵祭りには甘酒が献じられ、司の舞・巫女舞が奉納されます。翌日の午前中に新嘗祭が執り行われた後、午後から諸手船の神事に移ります。白装束の氏子が9人ずつ二手に分かれて2隻の諸手船に乗り込み、美保関港へこぎ出します。2隻は互いに水をかけ合いながら港内を巡り、折り返し後は船首に立てたマカツという飾りを携えて本殿まで競走し、先に神前に捧げた側の優勝となります。宮司との問答で神事を締めくくります。 諸手船は2本の材木をくり抜いてつなぎ合わせた古代の丸木舟の様式を伝える船で、重要有形民俗文化財に指定されています。
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