静岡県磐田市の矢奈比賣神社(見付天神社)の例祭で、平成12年(2000年)に国の重要無形民俗文化財に指定されています。 正和年間(1312〜1317年)に始まったと伝えられ、祭事始・御斯葉下ろし・浜垢離・御池の清祓い・例祭・裸祭・還御の8日間で構成されます。 「裸祭」の名は、腰蓑をつけた褌姿の男たちが拝殿や町中で乱舞することに由来します。これは祭神が遠江国の総社・淡海国玉神社へ渡御する際の神事です。土曜の夜9時頃、4つの梯団に分かれた裸の男たちが旧東海道を練り歩き、順次拝殿へ乗り込みます。新たな梯団が加わるたびに「鬼踊り」と呼ばれる乱舞が激しさを増し、深夜には灯火がすべて消され、漆黒の闇の中を神輿が渡御します。翌日夕刻には稚児行列を先頭に静粛な神輿還御が行われ、拝殿前での神輿の胴上げをもって締めくくられます。
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