江戸時代中期から260年以上の歴史を持つ祭りで、古文書「分銅組若者日記」や天明6年(1786年)の「山田家記」に七夕祭りの記録が残ることから、それ以前から毎年執り行われていたことがわかります。黒石では古くから「七夕祭」と呼ばれてきました。 青森の人形ねぶた・弘前の扇ねぷたとは異なり、人形ねぷたと扇ねぷたの両方が古くから共存している点が大きな特徴です。約50台以上が出陣し、県内有数の運行台数を誇ります。 黒石の人形ねぷたは台を3〜4段に積み重ね、その上に高欄を設ける構造で、他地域とは一線を画す造りです。また、見送り絵の美学も独自で、表面に絢爛な武者人形を配する一方、背面には物寂しさを追求した美人画が描かれます。動と静の対比が生む幻想的な世界観が、黒石ねぷた固有の芸術的特色として今日まで受け継がれています。
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