能登島向田町の伊夜比咩神社の夏祭りで、古来「オスズミ祭」と呼ばれ「納涼祭」の文字をあてていたものが、近年「向田の火祭」の名で広く知られるようになりました。石川県指定無形民俗文化財に指定されています。由来については複数の説があり明確な記録は乏しいものの、6月晦日の夏越の祓いに起源を持つと考えられています。社伝では大柱松明炎上の義は鎮火祭のために行うものとされ、「越後の神様が御幣の上に降りて伊夜比咩の神様と夫婦のちぎりをなさる」という伝承も残ります。製塩業が盛んだった往昔、塩やきのシバが余って燃やしたのが始まりという説もあります。神輿や奉燈を担いで約30メートルの巨大な柱松明の周りを7周練り歩いた後、住民が手松明を振りながら周回し、号令で点火します。倒壊する方向で豊漁・豊作を占い、柱松明の御幣を取った者は延命息災が叶うとも伝えられています。
掲載情報は参考情報です。開催日程・内容は変更・中止となる場合がありますので、お出かけ前に必ず主催者・観光協会等の公式情報をご確認ください。