地元では「サギッチョ」の愛称で親しまれる小正月の火祭りです。 正確な起源は不明ながら、史料上の初見は1746年(延享3年)にさかのぼり、小笠原氏の勝山藩入封以来300年以上の歴史を持ちます。江戸時代には「顕如講」「御前相撲」とともに町の三大年中行事に数えられ、藩領を越えた近郷の人々が見物に訪れました。藩主との結びつきが強かった御前相撲に対し、左義長は下町の行事として町民主体で受け継がれてきました。 祭りでは市街地の各町内に12基の櫓が建てられ、赤い長襦袢姿の大人や子どもが三味線・笛・鉦の囃子に合わせておどけた仕草で太鼓を打ち、浮かれ踊ります。この様式は全国の左義長の中でも勝山独自のものです。最終日の夜には各町内の御神体が弁天河原に運ばれ、神明神社で採った御神火によって一斉に点火されます。どんど焼きで神を送り、五穀豊穣と鎮火を祈願して祭りが締めくくられます。
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