国選択無形民俗文化財に指定された鹿島神宮の春の大祭です。 起源は奈良・平安時代とも言われますが定かではなく、文献上の初出は建仁4年(1204年)の古文書です。時代ごとに異なる意味付けがなされており、江戸時代は仏教の「常楽会」、明治は五穀豊穣を祈る「祈年祭」、昭和初期は「防人の祭」とされました。いずれも「新たな出立・始まり」を意味し、東に位置して出立を司る鹿島の大神への古代信仰「鹿島立ち」を淵源とすると考えられています。 前年の神占で選ばれた左方・右方各1地区が一年がかりで準備し、当日は5歳ほどの新発意(しぼち)を先頭に、華やかな衣装の囃子人が町を練り歩きます。太鼓のリズムに合わせて樫棒を打ち組んではほぐすことを繰り返しながら境内へ向かい、神前で大豊竹をささらになるまで打ち砕いて五穀豊穣を祈願します。
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