唐津神社の秋季例大祭です。「くんち」とは秋の実りを神に供える「供日(くにち)」が訛ったもの、あるいは神社の祭礼日を指す「宮日」に由来するとも言われています。 唐津神社は天平勝宝7年(755年)創建で、海上安全を守る住吉三神などが祀られています。神社創建を祝う御神幸(神輿渡御)は寛文年間(1661〜73年)頃に始まったとされ、これが祭りの原型です。当初は傘鉾などが御神輿に供する出し物として登場し、やがて車付き台車に作り物を乗せた「走り山」へと発展しました。 現在の曳山は文政2年(1819年)、刀町が赤獅子を奉納したことに始まり、明治9年までの57年間に15台が製作されました。1台が失われ、現在14台が現存しています。木組みと粘土で原形を作り、和紙を数百回張り重ね、漆や金銀を施して仕上げるもので、製作には3年前後を要し重さは2〜4トンに及びます。国の重要無形民俗文化財に指定されています。 「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」の掛け声とともに曳き子が14台の曳山を曳き、笛・太鼓・鉦の囃子が旧城下町に響き渡ります。
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