夏の睡魔・穢れ・悪疫を払う「ねぶり流し」と呼ばれる七夕行事を起源とします。藩政以前から秋田市周辺に伝わるねぶり流しは、笹竹や合歓木に短冊を飾って町を練り歩き川へ流すものでしたが、宝暦年間に蝋燭の普及やお盆の高灯籠などと組み合わさり独自の行事へと発展しました。現存する最古の文献は寛政元年(1789年)の紀行文「雪の降る道」で、すでに竿燈の原型が記されています。国の重要無形民俗文化財に指定されています。 竿燈全体を稲穂に、提灯を米俵に見立て五穀豊穣を祈願します。最大で長さ12m・提灯46個・重さ50kgに達する竿燈を、「差し手」と呼ばれる担い手が手のひら・額・肩・腰の技で操ります。「力四分、技六分」とも称されるこの妙技は日々の鍛錬によって培われるもので、「ドッコイショー、ドッコイショー」の掛け声のなか約280本の竿燈が夜空に立ち上がります。
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