神田明神(東京都千代田区)の祭礼です。関ヶ原の戦い前に同社で戦勝祈願を行い天下統一を果たした徳川家康が、社殿や神輿を寄進したことで現在の形となり、江戸の庶民からいつしか「天下祭」と呼ばれるようになりました。延宝年中までは毎年斎行されていましたが、山王祭(日枝神社)と隔年開催とすることが定まり、奇数年の「本祭」と偶数年の「蔭祭」に分かれる現在の形となっています。明治以降は台風や不景気・電線架線の影響で山車が姿を消し、大正期には神輿渡御中心の祭へと変遷。関東大震災や戦争を経て、戦後の昭和27年に「神幸祭」として再出発しました。現在の神幸祭では平安装束をまとった行列が秋葉原・丸の内・大手町を練り歩き、翌日には各町の神輿が神田明神へ宮入する「神輿宮入」が行われます。
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