愛知県の無形民俗文化財に指定されており、「背比べ伝説」を由来とする祭りです。江戸時代の天保年間、大宮浅間神社の祭神・木花開耶姫が村人の夢に現れ、隣の本宮山より尾張冨士の山頂が低いことを嘆き、石を積み上げれば願いを叶えると告げたとされます。明治時代にはすでに現在に近い形で行われていた記録が残っています。 祭りは「石上げ」と「火振り」の二部で構成されます。早朝から夕方にかけて参加者が石を担いで山頂の奥宮を目指します。「○○点吊り」と呼ばれる大石はリンギという運搬具で大人数が運び上げ、石上げ唄を歌いながら登る人もいます。山中には先人が奉納した石が数多く残り、数トンに及ぶ巨石も見られます。日没後は花火を合図に火振りが始まり、山中三か所に分かれた参加者が約1mの松明を振り回しながら参道を下り、麓の篝火に投じて締めくくります。
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