珠洲市飯田町に鎮座する春日神社の祭礼で、寛永年間初期(1625年頃)に遡ります。「おすずみ祭り」とも呼ばれます。土用入りの暑さが厳しい時季に春日神社の御祭神・天児屋根命をはじめ七柱の神々に夕涼みへお出ましを願ったことを起源とし、当初は高張提灯やデンガク燈籠で供奉していたものが時代とともに発展し、「燈籠山(とろやま)」と呼ばれる巨大な山車へと進化しました。明治初期には8町内すべての山車が燈籠山で、各町内が競い合い、からくり人形なども作られていました。祭りの根底には禊・祓の神事が息づいており、白木造りの台車に榊を立てた「榊神輿」が海岸近くの御旅所へ渡御し、大祓詞を奏上します。この神事は、能登半島の多くの神社で6月晦日の大祓が行われない理由ともされています。
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