奈良県橿原市東坊城町の春日神社・八幡神社に伝わる盆の火祭りで、昭和57年に奈良県無形民俗文化財、令和2年に国の選択無形民俗文化財に指定されています。1年を2期に分けて考えていた古い時代、正月の左義長火祭と対をなす後半期初頭の火祭として行われていたのが起源とされます。災厄を祓う行事が盆行事と結びつき、神仏習合の時代を経て神社境内で行われるようになったと考えられています。かつて一度だけ執り行われなかった年に病が流行ったことから、以来欠かさず続けられてきたとも伝えられています。東坊城町内5地区と隣接する古川町の計6つの字から大小16個の松明が奉納されます。大きいものは高さ約3m・直径約2m・重さ約500kgに及び、「エッサーホイサー」の掛け声とともに燃え盛る松明を氏子たちが担いで境内を練り歩き、順に拝殿前へ奉納されます。
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