起源には諸説ありますが、全国に残る「田遊び」「田植え踊り」の一種とされており、鎌倉時代初期に南部氏の家来たちが始めたと伝わる800年以上の歴史を持ちます。名称は水田の土をならすT字型農具「朳(えぶり)」に由来し、稲の豊作を祈願する神事芸能として発展しました。やませによる冷涼な気候で幾度もの大飢饉に見舞われた八戸では、米への強い思いが田遊びの風習を独自の「えんぶり」へと発展させました。明治時代に門付けを伴う習慣として一時禁止されましたが、有力者・大沢多門によって長者山新羅神社の「豊年祭」として復活し現在に至ります。国の重要無形民俗文化財に指定されています。 馬の頭をかたどった烏帽子をかぶった「太夫」が頭を大きく振り、種まき・田植えなど稲作の動作を表現する「摺り」が中心で、合間には子供たちによる喜び舞・大黒舞などの祝福芸も披露されます。
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