300年以上の歴史を持つ送り盆の行事で、二つの流れが合わさって成立しています。一つは盛岡藩主・南部行信の娘・麻久子姫が北上川で川施餓鬼の大法事を行ったことに始まるとされます。もう一つは1815年、北上川の氾濫で津志田遊郭の遊女たちが溺れ死んだことを機に、その霊を慰めるため舟に位牌と供物を乗せて流すようになったもので、以後広く行われるようになりました。先祖供養にとどまらず戦没者・災害犠牲者の鎮魂の場としても営まれ、近年は東日本大震災の追悼も加わっています。 町内会や子供会が龍をかたどった舟を製作し、お札・遺影・提灯・供物などで飾り付けます。舟は明治橋上流に集められ、儀式の後に一艘ずつ北上川へ流されて火がつけられ、明治橋のもとで燃え尽きます。また、「投げ松明」と呼ばれる行事も行われ、子供たちが松明を「蜂の巣」と呼ばれる麦わらの籠目がけて投げ込みます。
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