千年以上の歴史を持つ藤崎八旛宮の例大祭は、もともと「放生会」として執り行われてきましたが、明治の神仏分離により名称を改め、現在の形に至っています。第一日祭から奉賽祭まで連日にわたり、由緒ある神事が執り行われます。 祭りの中心は、神輿に迎えた神霊が氏子地域へ赴く「御神幸」です。大鎧姿の随兵頭を先頭に百騎の甲冑武者、長柄槍を担う武者列が供奉し、四基の神輿を守りながら市街を進みます。「随兵」の呼称は、加藤清正が随兵頭として行列を先導した由来に基づくとされています。朝の神幸を朝随兵、夕の神幸を夕随兵と呼び、それぞれ出陣・帰陣の構えを表すと伝えられています。 行列には新町の獅子舞や鉾、子供神輿なども加わり、最後尾には色鮮やかな装飾を施した飾り馬と勢子が続き、町を駆け抜けながら本宮へと向かいます。
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