約1200年前、坂上田村麻呂がこの地に御堂を建立し毘沙門天を祀ったことに起源を持ちます。国家安穏・五穀豊穣・家内安全・身体健康を村人とともに祈り、祝宴で歌い踊って士気を高めたことが始まりとされます。その後、正月三日の修正会に誰よりも早く毘沙門天へ近づこうとする信者たちがもみ合うようになり、年頭に除災招福を願う水行の風習とも結びつき、次第に裸の者が増えて現在の形に至りました。 現在は上半身裸の男衆が「サンヨ、サンヨ」の掛け声とともに堂内で押し合います。この掛け声は、年男や奉納者が木盃・金盃・銀盃・御灰像などの福物を撒き与える「散与」に由来します。重さ30kg以上の大ローソクを掲げる行列から「大ローソク祭り」の名でも知られます。終盤の「ささらすり」では烏帽子・狩衣姿の年男を囲んで輪を作り、五穀豊穣と幸福を祈ります。文化庁より記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に選択されています。
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