旧南部藩時代から名馬「南部馬」の産地として知られる岩手では、馬を家族の一員として大切に扱う文化が根付いていました。農繁期の端午の節句を休日とし、馬の守り神である蒼前神社へ馬を連れて参拝する習慣があり、寛政期頃には大名行列の装束を馬に着せる飼い主も現れました。これが200年以上の歴史をもつ本行事の原型です。馬に着せる装束には麻素材に紫紺染めや草木染めを施した生地が用いられ、1頭あたり700個もの鈴と多数の飾りが付けられ、総重量は約60kgに達します。行進中に鳴り響く「チャグチャグ」という鈴の音が名称の由来であり、環境省の「残したい日本の音風景100選」にも選定されています。
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