トカラ列島の悪石島に伝わるお盆の来訪神信仰で、2015年に国の重要無形民俗文化財に指定、2018年にはユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」の構成行事の一つに登録されました。ボゼは盆の最終日に現れて人々の邪気を祓う神で、3人の若者が赤土と墨を塗りつけた異形の仮面をかぶり、ビロウの葉で身体を覆い、男根を模したボゼマラと呼ばれる長い棒を手に扮します。呼び太鼓の音に導かれて広場に現れたボゼは、ボゼマラの先端に付けた赤土を観衆に擦りつけようと追い回します。この赤土を付けられると悪魔祓いのご利益があるとされ、特に女性は子宝に恵まれるといわれています。太鼓がゆったりとしたリズムに変わるとボゼは踊り始め、再び暴れた後その場を去り、盆から日常の世界へと人々を引き戻す役目を果たします。
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